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協議離婚における離婚協議書の書き方

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「離婚の手続き」と聞くと、「離婚届」をイメージされる方が多いと思いますが、
一番大事なのは、養育費、財産分与、慰謝料、親権者・監護者、子供との面接交渉など
離婚にまつわる諸々の条件を決めることです。

前回、その条件の決め方によって協議離婚、調停、裁判と3つの種類の離婚方法があること。
そして日本における離婚の9割を占める協議離婚の場合には離婚協議書を作成し、公正証書化することで離婚時の財産分与や離婚後の養育費、子供との面会などについて定めることができることをご紹介しました。

今回はその離婚協議書の作成プロセスについて、僕の実例をステップ1〜3まで順を追ってご紹介いたしますので参考にしていただければと思います。

ステップ1:自分で離婚協議書を作成

離婚条件を定める離婚協議書の作成については、専門家に作成を依頼することが理想ではありますが、
離婚後の新しい生活にお金がかかること、また、一般的なひな形に則って作成すれば大きな間違いは起こりにくいことから、初期段階での作成は自身で行いました。
(僕の場合は、仕事で数年間、契約書を扱った経験があったため、このような手法をとりました。)

インターネットで「離婚協議書 ひな型」「離婚協議書 サンプル」などと検索すると、
ひな形がダウンロードできますので、ひな形に沿って、名前や該当条件を書き換えて行けば、
ほぼ問題なく、法的にも問題の無い契約書となります。

僕の場合、浮気や不倫や暴力など特に悪いことをしての離婚ではなかったため、
慰謝料は発生しない旨を明記しました。
一方で、子供が2人おり、また僕の名義で住宅も購入していたため、
「養育費」「面接交渉」「財産分与」の3つについては注意深く作成しました。

「養育費」については、当時の僕の収入と元嫁の収入差と子供の年齢から、
養育費の相場を算出しました。
また、僕も元嫁も学歴が大卒だったため、それぞれの子供が満22歳になるまで支払うこと、
振り込み手数料は僕の負担とすることなどを明記しました。
また僕が養育費を払わない場合には元妻側が強制執行できるように明記しました。

「面接交渉」については、月に1回、半日程度とし、
子供の情緒安定と福祉に配慮することも明記しました。

「財産分与」については、
住宅の所有権は元妻へ移転すること、
ただし、残りの住宅ローンについては名義を元妻に変えることを明記しました。

ステップ2:弁護士によるチェック

自分で離婚協議書を作成できた段階で別居していた元妻にワードファイルをメールで送り、
コメントをもらってから、弁護士に見せました。

弁護士には、養育費の金額は妥当か?
面接交渉の頻度や時間は妥当か?
住宅を手放す一方で、住宅ローンだけを背負わされるリスクはないか?
その他、自分に著しく不利になる可能性は排除できているか?
など、細部に渡りチェックしてもらいました。

ちなみに、僕の依頼した弁護士さんは30分5000円という価格でしたので、
事前に離婚協議書の原稿と質問事項をメールでお送りしておき、
時間の無駄が無いように工夫をし30分で全ての相談を終えることが出来ました。
(契約書の作成に慣れていない方の場合、長めに時間を取る方が良いかもしれません。)

ステップ3:公証役場によるチェック・承認

弁護士チェック後、元妻とも最終文言のすり合わせが終わった段階で、
今度は公証役場へ持参し、私的な契約書である離婚協議書の効力を持たせるために、
公正証書化する手続きを取りました。

この公正証書化により、僕が養育費を支払わなかった場合には、
僕の給料から天引きする形で強制執行が行われることになります。

一方で、僕の権利である子供との面会については、
一定の強制力はあるものの、法的に子供の健康と福祉を優先することが定められているため、
親権者である元妻が「子供の体調が悪い」「子供が会うのを拒否している」と主張すれば、
それを否定する根拠を示すのは難しく、子供と会えなくなる可能性があります。
(離婚後の子供との面会については別の回で詳しく述べます。)

ここが日本の法制度の盲点なのですが、これについては、一定の覚悟をもったうえで
離婚協議書に印を押しました。

上記のように、離婚協議書を作成し、弁護士のチェックを受けた上で、公正証書化する手続きが出来たら、
ようやく離婚届の提出となります。

別居中の妻とのやりとりについて

上記の離婚協議書の作成に当たっては、僕の場合は、別居中に電子でのやりとりが中心。
なおかつ仲は悪くなった状態ですから、養育費の設定や、子どもとの面会頻度、住宅の財産分与など、
条件がまとまるまでに約2ヶ月かかりました。

自分の財産(お金)が妻の管理下であったため苦しい立場に

お金の管理は全て元妻に任せていたこともあり、通帳とカードも元妻の手元に残したままでした。
ですので口座に入っていた数百万円の貯金を交渉材料にされ、とても苦しい状況でした。
訴訟など法的手続きをとれば、取り返せたのでしょうが、僕の場合は子供のために使ってくれればよいという
考えと、早く離婚したいという思いから、少し不利な条件での妥結となりましたが、
子供のために貯金と住宅を残すという最大限の配慮が出来た点については後悔していません。

この離婚協議書の公正証書化が完了した後、公正役場から離婚協議書の本紙を受領し、
その足で元妻とともに離婚届を提出しに行きました。

離婚届を提出した際の気持ちなどは次回、記したいと思います。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

追記:実際に使った離婚協議書を公開しました

「実際に作成した離婚協議書の内容を教えてほしい」というお問い合わせをいくつか頂いたので、実際に使用したものを公開することにしました。
公正証書化した離婚協議書(不動産・子供あり)の雛形を公開します

【次ページ】離婚方法の決定と弁護士相談

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